かなっくすの部屋

グルメ、美容、ファッションを中心に書きます。日常の出来事や、考えたことなども、気まぐれで更新していきます。

とある居酒屋にて。「死にたい」友達を励ますの会。


ある晩、友達Bちゃんから連絡があり、
飲みに行くことに。

いつものメンバーが数人集まり、
楽しく飲んでいた。


なんだかBちゃん元気ないなぁ。
と思っていた矢先、突然の自殺宣言。





「私はもう死ぬ。自殺する。」






Bちゃんは、某アイドルグループで活動している女の子。

3人グループでボーカル担当だ。


その線のジャンルでは、まぁまぁ名の知れたグループらしい。
よく知らんけど。






ホントに死んじゃうんじゃないかってくらい思いつめた感じだったので、話を聞いてみた。




どうやら、お恥ずかしい写真をファン(と思われる人)に晒されたんだと。
(どんな写真かはご想像におまかせ。笑)


彼女は複数同時進行でいろんな人といたしてしまう、いわゆるビッチ系女子なんだけど。


いつ誰にそんな写真を撮られていたのか、
心当たりがありすぎて逆にわからないらしい。





そんなことがあって、いまは誰が晒したのかをお金をかけて探しているところらしい。



それそれは、
事務所やメンバーにめちゃくちゃ迷惑をかける訳で。

そのグループの評判もガタ落ちな訳で。

何より、ファンに申し訳ない気持ちでいっぱい、とめちゃくちゃ後悔していた。


数年前にも同じことがあったのに、もっと気をつけるべきだった、と。
(マジでただのビッチだった笑)




まぁ、私としては、
過去にも1回あったことなんだから、反省してない自分が悪いんじゃない?ってのが正直なところだけど。


そんなこと言ったらもっと死にそうになっちゃいそうだったから、さすがにやめた笑




晒された後の数日間は、もともと仕事がお休みの予定だったらしく。

自宅でいろいろ反省してる内に、
「死ぬしかない」って結論に至ったらしい。






某サイトでは叩かれるわ、
グループのファンから批判メールが飛んでくるわ、

もともとメンタル弱めなかんじだから、相当なダメージ受けてたみたい。




「もう生きてる価値なんかないんだ。死にたい。」
泣きじゃくる彼女。




死なないでとか、
元気だしてとか、

月並みな言葉並べても響かないだろうし。


ただただ話を聞くだけで、かけてあげられる言葉が見つからなかった。





そのうち、
「本気だから! 山にこもって自殺する」
と始まった。




そんな彼女を見たもう1人の友人が、
「山にこもるなら俺も行く! 絶対死なせないから」
と、彼も泣いた。





しばらくそんな会話が続いていたが、
そこで突然顔見知りのお客さんC男(チャラめなイケメン)がやってきた。






C男「あっれぇ〜? Bちゃん、どうしたのぉ? なんで泣いてるのぉ? 美人は泣いてもかわいいね〜」

Bちゃん「ちょっと嫌なことがあって、死のうと思うんだ...」

C男「へー! 何があったの?」






(事情を話すBちゃん)






C男「何やってんのさ〜。で、どうやって死ぬつもり? 俺もよく死のうって考えることあるんだけど、首つりが一番楽に死ねるらしいよ〜」


Bちゃん「でも苦しそうだし、飛び降りとかも考えたけど、こわいし...睡眠薬じゃ死ねないらしいし、どうしようかなぁ」







私たち「......(ポカーン)」


さっきまで真剣に話を聞いていた私たちをさしおいて、
キャッキャキャッキャと盛り上がるビッチとチャラ男...



一緒に山にこもる、と言って泣いた友達、
涙目。





閉店の時間になり、
お会計を済ませてみんなで店を出る。









ビッチとチャラ男は意気投合して、2人仲良く帰っていった。








結局ひとってさ、
追いつめられたときに「逃げ道」が必要なんだよね。




C男はちゃらんぽらんな人間だけど、
Bちゃんにとっては立派な逃げ道になったんだなぁ。


はちゃめちゃな会話してたけど。笑







一生懸命Bちゃんをなぐさめてた私たち。

なんだかやりきれない気持ちになって、
朝方まで飲んだとさ。







めでたしめでたし。