②日本酒のあれこれ豆知識。「日本酒初心者必見! 温度で味が変わる!? おいしく飲める日本酒の温度帯と種類を紹介!」
とある回転寿司にて。
かなっくす「すみません、日本酒1合お願いします。」
店員さん(ベトナム人)「レイシュデスカ? ヒヤデスカ? ソレトモ、オカンデスカ?」
かなっくす「え~っと…じゃあ冷やで!」
店員さん(ベトナム人)「カシコマリマシタ。」
友人A「冷酒と冷やって同じじゃないの?」
かなっくす「同じだと思ってたけど、よく知らないや。」
‥‥‥‥
店員さん(ベトナム人)「オマタセシマシタ。」
かなっくす「ありがとうございます。って、なんかぬるいな…本当にその辺に置いてあった常温のお酒持ってきちゃったみたい。」
友人A「かわいそうに。てか、そもそも冷(ひや)と冷酒を分けて聞いてきたってことは、冷(ひや)=常温なんじゃないの?」
かなっくす「言われてみれば、そんな気がしてきた…」
友人A「次飲むときまでに調べて、私に教えて。教えてもらってもたぶんベロベロで覚えられんけど。」
かなっくす「意味ないじゃん…まぁ、私も気になるし、調べてみとくよ。」
そんなこんなで、かなっくすリサーチしてみたよ。
【温度別の呼び方と、その温度に適した日本酒】
<お燗>
50℃ 熱燗 オススメ:本醸造酒辛口でしっかりした味わいと、すっきりとした後味を持つ本醸造酒が最適。旨味凝縮タイプのお酒は不向きです。
45℃ 上燗 オススメ:純米酒
引き締まった香りを感じる温度。きりっと味の引き締まった、キレのある辛口の純米酒や本醸造酒にオススメ。
35~40℃ ぬる燗 オススメ:純米酒・生酛
日本酒に含まれるうまみ成分「アミノ酸」が多く出るため、一番うまみを感じる温度。旨味とコクのあるタイプの純米、生酒などが向いており、この温度にすることで旨味が広がる。
<常温>
20~25℃ 常温 オススメ:純米酒別称「冷や」と呼ばれる温度帯。旨味やコクの強い純米酒が適しています。
<冷酒>
15~20℃ 涼冷え オススメ:純米大吟醸酒コクと旨味のある純米大吟醸は、白ワイン感覚で風味がより楽しめる。爽やかな香りと軽やかな味わいをもつ本醸造酒や純米酒にとっても、甘みや酸味などのバランスがちょうど良く楽しめる温度。
10℃ 花冷え オススメ:純米大吟醸酒
大吟醸などの吟醸酒で、香りが華やかでフルーティーな甘口タイプ向き。味のバランスが良くなり、香りがより引き立ちます。生酒や純米酒などもこの温度がオススメです。
5℃ 雪冷え オススメ:特別純米酒・吟醸酒
名前の通り、雪のように冷たい温度。温度の低さから甘味や旨みが少なく感じるため、甘口タイプでも味わいが引き締まり、スッキリとした味に感じる温度。
-10~-7℃ みぞれ酒 オススメ:純米吟醸酒
日本酒をシャーベット状に凍らせたもの。お酒が苦手な人でもデザート感覚で楽しめると近年注目を集めている。
【まとめ】
日本酒の温度帯は、●お燗=熱燗、上燗、ぬる燗
●常温=冷(ひや)
●冷酒=花冷え、雪冷え、(みぞれ酒)
の3つに大きく分けられているんだね。
回転寿司で冷(ひや)の注文を受けて、
常温のお酒を持ってきた店員さん(ベトナム人)は正しかったとさ。
ちゃんちゃん。
花冷えとか雪冷えとか、
なんか日本酒ってオシャレだよね。